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ゾンビ・ローン 死んでからも、孤独

「あっあぁ!?」 「はぁ~やっと寮に帰還だよ~!」 

「部屋の物が2mmずれている!」 「はぁ?」(はぁ、何だろ、この部屋?!) 

「ここもだ!はっ、お、お、俺のべティ2号が!」 「でぇ?!」 

「くっくぅ、ヒトの留守中にこんな事するのは・・・あの男しかいない!」

「おわっ、痛いっ!何だよ、おい!?思徒?!」 「あ゛~?!」 

「思徒、てめぇ、もしかして・・・暇だろう!だったらUMOやろうぜ!」

「やらん!」 「やろうぜ、UMO、いいじゃんかよぉ、なぁなぁ付き合えよぉ!

俺たちダチじゃねぇかよぉ!」 「誰がいつお前と友達になった?!」

「どこ行くんだよぉ?俺も連れてけよぉ!」 「私用だ、着いて来たら撃ち殺す!」

「あんだよぉ、俺達運命共同体だろうがよぉ!何だあいつ偉そうに!

後から来たって入れてやんねぇかんなぁ!なっ、みちる!」

「何故私、ナチュラルに面子入り?!」 「いいじゃねぇかぁ、ダチだろうがよぉ

パシリよぉ!」 「もう・・・」 「おぉ~い!」 「おっ?」 「知佳く~ん!

会いたかったぁ、会いたかったでぇすよぉ知佳きゅ~ん!よちよちよち!」

「離せぇ!」 「あぁ、僕に会えなくてどんなにか寂しかっただろぉ?!

小鹿ちゃぁん!夜泣きなどしていなかったかぁい?」 「頬から煙が!

摩擦熱?」 「やめろ、気色悪い!このクソ親父!」 「はぁ、お、お父さん?!」

「そぅでぇす、知佳くんのダディ、即ち、父ですね!赤月ユーリって言います。

宜しくね、お嬢さん!ユーくんって呼んで下さいね!」 (父って、ほんとに?

この異国の若者が?)「やめろって、離せよぉ!」 「あっ!」 

「お父さん、お兄ちゃん、うるさい。」 「おに・・・?」 「桃佳ぁ!

何だよぉ、お前も来てたのかよぉ!何だぁ、でかくなりやがってこのやろ!」

「見えない!邪魔、お兄ちゃん!」 「お兄ちゃん、て事は、妹さん?!」

「いやぁ、知佳くん、なかなか実家に帰ってきてくれないから、

内緒で来て驚かそうと思って、サプライズ!決行した訳ですよ!

これお土産、日本のトラディッショナルドールねぇ!」 「いるかっ!」

「お茶入れてきましたよぉ!」 「おぅ!お気遣いありがとう!」 「いえ!」

「みちるちゃんでしたっけ?君って、知佳くんのお嫁さん?」 「えぇ~?!」

「んな訳ねぇだろぉ!そいつは単なるパシリの眼鏡!」 (友達では?)

「良かったでぇす。もし、知佳くんのお嫁さんだったら、ユーくんは舅!

日本古来の風習、嫁いびりを実行しなくてはなりませんから!」 「あははは!」

「なぁ桃佳ぁ、ちゃんと学校行ってっかぁ?」 「うん・・・」 

「いじめられたらすぐ言えよぉ、砂にしてやっから・・・相手!」 「うん・・・」

「なぁ、何か食いてぇかぁ?アイス食うか、アイス!」 「あっ!」 「何だぁ?」

「もう、思わずアイスって打っちゃったじゃん!お兄ちゃん、うるさい!」

「うるさい!ってお前なぁ・・・」 「くすっ!」 「なぁみちるぅ、こいつ可愛いべ!

兄貴の俺が言うのも何だけどよぉ!」 「はい!お人形さんみたい!」

「だろぉ!?いやぁほんとこいつ将来、すっげぇ美人になると思うんだよなぁ!

オーディションとかぁ何度も申し込もうとしたんだけどよぉ、その度桃佳がぁ・・・」

「うざすぎ!」 「とか言うからよぉ!」 「宜しくね、桃佳ちゃん!」

「お兄ちゃん、この寮って高校のでしょ!何で中学生が住んでんの?」

「中・・・あの、私、一応知佳君とクラスメイトで・・・」 「クラスメイト?」 「はっ!」

「ケータイなんかいいからぁ、兄ちゃんと話せよ桃佳ぁ!」 「今忙しいから・・・」

「メールなんか後でいいだろぉがよぉ!」 「んんんん~あぁ、何て可愛い

僕の子リスちゃんズ!」 「離しやがれ!」 「あぁあ、打ち間違えたじゃん!」

「一体どういう事です?数日とはいえ連絡もなしに姿を消すなんて・・・

ラオイエもお怒りでしたよ、シトシャオイエ!」 「その呼び方はいい加減よせ!」

「随分とご機嫌斜めですねぇ!じゃあ日本風に思徒様、とでもお呼びします?」

「勝手にしろ!」 「では思徒様!何をそんなにへそを曲げていらっしゃるのです?」

「俺の部屋を勝手にいじるな!」 「あれ?何で私だって分っちゃうんです?」

「あんな低レベルで悪趣味な事をするのはお前くらいだ!この変質者め!」

「うれしいなぁ、相思相愛だ!それだけ私の事、解ってくれてるんですねぇ!

そんなに大事ですか?あのボロボロで汚い場所が!」 「別に!」

「ふぅ~ん、最近、随分楽しそうにあのZローンの連中とつるんでますよねぇ!

仲間、なんて気取っちゃってます?ほら!こっち向きなさい!いいですか、

そんなものは幻想ですよ、ただの勘違い!仲間だの友達だの、あなたには

別世界の事、あなたはこの熱帯魚と同じ、飼われて生かされてるだけなんですよ!

あなたは死ぬまで孤独、死んでからも孤独、あなたを大切に思う人間など

だぁれもいない!その辺ちゃんと自覚して下さいね!だってあなたは本物の

化け物なんですから・・・」 「くぅ~!」 「あぁっいいですねぇ、その反抗的な目!

ではそろそろ、化け物調教と行きましょうか!そこに跪きなさい、思徒様!」

「家族、かぁ・・・」 「みぃちるちゃん!」 「あ、暦さん!」 「なんだか賑やかだねぇ!」

「知佳君のご家族ですよぉ!」 「えへ!チューされてる、仲良さそう!いいなぁ!」

「ん?いいですよねぇ!」 「ねぇ!」 「えぇ!」

「じゃぁなぁ!二度と来んなよ、親父!あっ、桃佳は又来い、すぐ来い!」

「知佳く~ん、寝る前はおトイレ行くんですよぉ!」 「ばいばい!お兄ちゃん。」

「さよなら~!」 「へへ!」

「はぁはぁはぁはぁ!くっ、あいつ!やりたい放題・・・うぅ!」

「ん?・・・よぉ!」 「あっち行け!」 「何か顔色悪くねぇ?」 

「お前には関係ない!」 「あっそ!あれだろう!?ゾンビのくせに

腹壊したとか?」 「そんな訳あるか、馬鹿が!だからお前は・・・もういい!

疲れた・・・」 「ん!」 思徒のほっぺをつねる知佳・・・

「うっ!何をしている?」 「いやぁ、変な面してんなぁと思って・・・

たまにいるよなぁ、こういうぜってぇ弱ってるとこ見せたがんねぇ奴!」

「あっ!」 思いっきり殴る思徒! 「うわっ!いってぇ!」 「殴るの忘れてた!」

「てめぇ!予告なしのグーかこらぁ!」 「やはり、本調子でないとキレが悪いなぁ!」

「ぶっ殺す!」 「やってみろ、このクズ!羽虫!」 「うっせぇこのチョロ毛!」

「待ってください二人とも!鼈甲さんが呼んでますよ!

今日夕飯おごってくれるんですって!」 「早く来ないと回転寿司食いっぱぐれぇ!」

「あのドケチが奢る訳ないだろう!」 「乙さんの臨時収入だそうです!」

「そんなこったろうと思ったぜ!おぉし、食うぞぉ!」 「おう~!」 「はぁ~!」

「思徒、てめぇも行くんだよぉ!」 「いや、俺は・・・」 「ばぁ~か!

おめぇも面子だろうが!?それになんたって、ただ飯だぞぉ!ただ飯!」

「ふっ!」 「えへへ!」

「思徒く~ん、洗濯物のお届けですよぉ!」 コンコン! 「あれ?開いてる!

まいっか、タオル置くだけだし・・・お邪魔しまぁす! ん?はぁ、櫛、だよね!

綺麗な彫り細工!思徒君のかなぁ、女物みたいだけど・・・」

カルメラと契約したDr.吉住・・・

金がない知佳に内職を勧めるみちる・・・

「札だ、札よこせぇ!」 「はぁ~まるで金の亡者だな!」 「実際、亡者だしね!」

「おい、由詩ぁ、ガツンとでっけぇ金目ゾンビ情報はねぇのかぁ?」

「あぁ、今調べてるとこぉ!」 「都内に絞って検索してみてはどうだ?!」

「うん、待ってぇ~」 「あっそうだ!思徒君、さっき私部屋で・・・」

「あっいたぞ!34歳成人男性ゾンビ・・・300万!?」 「300万?!」

「まだ、開始したばかりだから、多分これならもっと上がるねぇ!

アクセス数も凄いし、早い者勝ちかも・・・どうする?

情報料払えばもう少し詳しく・・・」 「いいや、いらねぇなぁ!なんたってこっちには

スーパー眼鏡がついってっからよ!」 「はい!?」 「そうと決まったら・・・

ズバッと解決!ズバッと荒稼ぎ!行くぞ、舎弟どもぉ!」 「誰が舎弟だ!?」

「私、内職のほうが・・・」 「やかましい!」 「行ってらっしゃ~い!

死にかけたら呼んでねぇ!」 「違法契約ゾンビの反乱!あの世もこの世も

物騒になってきましたねぇ!御上もそろそろ本腰入れてきましたか!?

ま、私らにとっちゃ稼ぎ時!なんですがねぇ!」

「凄い、凄い凄ぉい!これだけ切り刻んでも生き返るなんて・・・

新鮮なパーツが幾らでも手に入るじゃなぁい!今までの僕らの苦労は

何だったの?って感じだよぉ!」 メスで切り血しぶきが飛ぶ!

「生きがいいねぇ!血の色が違うものぉ!うん、すばらしい!

あの女が簡単に人間を蘇生できる方法がある!なんて言うから

試しにゾンビになってみたけどさぁ!」 「こいつ、まだ生きてる!」

「そりゃ、ゾンビだもの。ゾンビである僕が殺した人間は

伝染するみたいにゾンビになるんだって!おもしろいよねぇ!

君らもそう、思うだろう!?こどもたち!

やっぱり分んないか、声帯もちゃんとしたのつけとけば良かったなぁ?

今度、いい物に取り替えてあげる!このチカラでいつでも新鮮な死体が

手に入るのだから・・・素晴らしいゴーレムが作れるようになる。その時

僕は生命の真意に到達するんだ!ま、それにはもう一つ、

ある物を手に入れなきゃならないんだけど・・・」 「うぅ~~~!」

「あっ、欲しいとこ貰ったからそれはもういらないや!捨てておいて!」

覆面男がチェーンソーで・・・

「う~ん!?」 「見つかったか?黒いリング!」 「いいえ!」

「ここはダメか、次行くぜ!」 (どうしたんだろ?最近妙に視界が広くなったような!)

「ん?」 「取って!」 「ブルーベリーガム?!」 「疲れ目なら

ブルーベリーに含まれるアントシアニンが効果的だ!」 「えっ?」

「その目は商売道具だからね!大切にして貰わないと、分ったね、紀多さん!」 

「はぁ・・・」 「ほらぁ、噛む時は下顎を良く動かして、紀多さん!」 「思徒よぉ~」

「なんだ?」 「なんでお前ってさぁ、誰でも名字の方で呼ぶ訳ぇ?」

「何か悪いのか?!」 「べぇつにぃ!ただよぉ、まどろっこしいじゃん!

赤月より下の名前のほうが呼び易いべぇ?普通。」 「下の名は、太郎だったか?」

「曇り一つねぇ真顔で言うかてめぇ!」 「いや、わりぃ、太郎丸?」

「丸もつかねぇよぉ!なんだ、赤月太郎丸って、漁船かぁ?!知佳だ知佳!

何か気持ちわりぃんだよぉ!タメの癖にさんづけだろぉ?!こいつはみちる!

若しくはパシリ!」 「あのぉ~!」 「俺は知佳!てめぇは思徒!分ったな!?

寄せ集めのバイト仲間だけどよぉ、ダチだからな!一応・・・」 「誰が!?」

「いいから呼べ!知佳様!あと、パシリ眼鏡!」 「いえ、あの・・・

それならむしろ、紀多さんのほうが・・・」 「ち・・・」 「おぉ~!」 

「やはりくだらん!名前などはただの記号だろうが、行くぞ、馬鹿!」

「あっ、てめぇ!馬鹿も知佳も同じ2文字だろうがぁ!」 

「あぁ、だったら馬鹿でいいだろう!」

「あ、そうだ、思徒君!さっき渡しそびれちゃった!すみません。

これ、間違えて持ってきちゃって・・・思徒君のだよね!?」

「はぁ~!」「へぇ~、乙女だなぁ、思徒よぉ!

もしやこれで、触覚部分を念入りに手入れしてぇ!」

「おい!どこでこれを見つけた?」

「えっ、あの、洗濯物を届けに・・・思徒君の部屋で・・・」

「勝手に部屋に入ったのか?!ふん!縄張りを守るだけ、

犬のほうがまだ利口だな!二度とこんな真似をするな!下衆!

次は殺す!」 「ごめんなさい!」 「おい!そこ迄キレるこっちゃねぇだろうがよぉ!

最初にこいつ、ちゃんとわび入れてんじゃねぇかよぉ!黙って聞いてりゃぁ

胸くそわりぃ!つまんねぇ事でマジ切れして、女泣かせてんじゃねぇよ!」

「黙れ、クズ!失せろ!」 「あぁ~!?んだとこらぁ!」 

「俺は今虫の居所が最高に悪い!死にたくなければ俺の視界から消えろ!」

「上等だ、おらぁ!だったら、てめぇの目ん玉潰してやんよ!」

「二人とも、やめてください!」 「殺す!絶対殺す!」 

「あぁ~?かかってこいや、この野郎!」

「なに?!」「いけすかねぇ!櫛の一個や二個、そんなに大事か!あぁ?

要するに、男の腐った野郎なんだよ、てめぇはぁ!気色わりぃ!」

殴り合い・・・ 「やめてぇ!知佳君、思徒君!」

「おい、どこ行くんだ?」 「又、友達ごっこか!?いい加減にしろ!」

「んな訳がねぇだろ、ボケぇ!てめぇなんか、ハナからダチでも何でもねぇや!

チェッ!死にやがれってんだ!」

大変!思徒君がチェーンソーでやられちゃった!

「はぁ~い、ご苦労さん!これで役者は揃った!かな?えっへっへ!」

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