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山田太郎ものがたり 第6話

「あっついなぁ~!

もう、ほんと、あっついなぁ~!」

「プールくらい連れてってやんなきゃなぁ・・・寒い!」

「これ、全部持ってっていいよ!」

「え、こんなにいいの?!」

「毎年たくさん送ってくるからさ・・・」

「これは、宝の山だなぁ・・・

小麦粉もこんなあると助かるわぁ!」

「あっそういうもんなの?」

「そうだよ~小麦粉を制するものは、貧乏を制す!っつってね

ほんっとに便利なんだよ!すいとんに、お好み焼きに、ホットケーキだって作れるし

それ・・・に・・ぶっしゅん!ダメだ。寒い!」

「いやいやいや、寒くはないだろ!?」

「いやいや、もう、クーラー利かせ過ぎだって・・・」

「いやいやいやいや!」 「いやいやいやこんな所にいるとね

冷病房になるよ!」 「冷房病だろ?!」 「そう!冷病房!ん?冷・冷房・・・

冷病房・・・冷・・・」

「明日から夏期講習かぁ・・・夏休みくらいガッツリバイトしたいんだけどなぁ!」

「家で退屈な休みを過ごすよりはさぁ・・・」

すれ違った女性にはっとして振り返る太郎くん・・・

「どうした?」 「えっ、あっ、いや、別に・・・」

「いい匂いだったなぁ!」

「あんちゃん、何この臭い?!」 「うん?あぁ~!」 こげこげ!

「ごめん、失敗しちゃった・・・」 「あんちゃんが失敗なんて、珍しいね!」

「うん、何か、どうかしてた」 「あっさては、恋の悩みかな!?」 「違うよ!」

「あんちゃんが恋ぃ?!」 「恋ぃ?!」 「こい?」 「だから、違うって!」

「お相手は、どんな女性ですかぁ?」 「どんな方ですか?」 「年のころは?」

「容姿は?」 「どんなってもう、すれ違っただけですから・・・」 

「と言う事は、一目惚れという事ですか?」 「ですか?」 「一言お願いします!」

「いやあの、顔もまだ、はっきり見てないからね!」 「なのに、恋をしたのですか?」

「ですか?」 「いや、だから別にこれは、恋とかじゃなくて、ただちょっと・・・」 

「ちょっとぉ~~~?!」 「ま、何故か気になるっていうかね!」

「これは、完全に恋ですね!恋です。恋です。恋!」

隆子んちでも、恋話!

「完全に恋だな!」 「もう・・・御村くんまでぇ!

これは、恋とは言わないと思うんだよなぁ!」 

「でも、そのすれ違った瞬間を思い出すと!?」

「ま、何故か、ドキドキするっていう・・・」 「恋だな!」

「だっ、違うんだってぇ~!」 隆子を見て、又悪巧み・・・

「な、今日、家に来ないか?」 「ん?いいけど・・・」

「お前の恋の相手が家に来るからさ!」 「え、あ、いや、どうしよっかなぁ!」

「ま、ムリにとは言わないけど・・・」 「あ、いやいやいや、別にムリじゃないんだよ

ムリじゃないんだけどさ、あの・・・じゃあ、この気持ちは何なのかってのをそのぉ

まぁあの、確認しに行くって事で・・・」 「じゃ、決まり!」

「恋?」 「してるかなぁ?っていう、まぁ分んないけど・・・」

「別に、私には関係ないから・・・」 「あっ、そう!」 「ちょっと、待って!

「あの、相手はどんな人なの?」 「関係ないんじゃないの?」 「関係ないよ!」

「でも、気になってる。」 「気になってないよぉ!」 「じゃなんでそんな事聞くの?」

「聞いただけ・・・」 「んと、年齢が・・・」 

「ごめん、やっぱいい!聞いても意味ないし・・・うん、私には関係ないから・・・」

「今日、又二人逢うんだって!」 「どうぞ、お好きなようになさったら

よろしいかと思いますけど!?」

そわそわする太郎くん、気になる隆子、おもしろがる御村くん

学校に来た綺麗なおねいさん・・・何者?!

「あの子、いい匂いがする!」

続きは明日・・・

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